0107歌壇/0107詩壇

突然ですが、せっかく詠んだ歌だもの、残したいよね。
そんなわけで、今一度。
詩壇へ飛ぶ?

お好きな方は詠んでみてね。


■愛してる ずっと夢見た言葉のはずが 邪魔をするのは 年齢(とし)と現実 (璃緒)

■言いたくて 言えない言葉を 呑み込んで ココロで叫ぶ キミが好きだと(はるな)

■来年は 必ず一緒に食べたいな 素敵な彼と チョコレート (璃緒)

■今日の日を あなたの側で 過ごしつつ あなたのいない 明日を思う (K)

■さびしいと 言えない夜に 涙して 見上げる空も 背中あわせに (はるな)

■その胸に くちびる押し当て 息すれば 我が移り香を うれしとも思ふ (尚美)

■卒業に 淡い思いを 閉じこめて 最後のページは 最初の一歩 (はるな)

■歩み去る きみを追いかけ 雪明り 光る夜道で その背に頬よせ  (尚美)

■北風が 窓のガラスをたたいても わたしはアナタと あったかベット  (尚美)

■赤、青、黄 天然色に 染まる街 君のくちびる 深紅にいざなう (はるな)

■月凍る 人肌恋し 星の下 右手左手 そして頬寄せ (はるな)

■やわらかき 我が乳房を 握りたる その手のひらを 憎しともおもふ  (尚美)

■花の如し 蝶の如しと ささやきぬ 君の腕(かいな)に 我を埋めん  (尚美)

■北風に 乱れし髪を かきあげる わが香かおりし 君の指さき  (尚美)

■渇きたる わが唇に 指をあて きみがくちびる おぼえるその日 (尚美)

■今すぐに 凍る涙を あたためて 心も体も 溶かしてほしい (はるな)

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0107詩壇

TOPにあった詩をこちらに転載してます。

現在7点。
「大人になるということ」
「君が変わっていく」
「君は僕のもの」
「あれから二人」
「君」
「欲望」
「冷たい朝」
「LOVE」


「LOVE」

愛って何?
…わからない

これは愛?
…多分ね

さびしい答えを求めるよりも
虚しい言葉を集めるよりも
もっともっと
確かなものを求めてしまう

愛って我侭
愛って身勝手
愛って醜い
…迷い悩んで君を見た

だけど 今
「アイシテル」と君は言ってくれた
心に熱い何かが溢れてくる
少しずつ、でも確実に

きっと、多分
これが愛なのかもしれない


「冷たい朝」


目覚めて、ゆっくりとベッドから起き上がる。
窓からの陽射しが朝の7時を教えてくれる。
欠伸を噛み殺しながら階段を降りる。
トースターにパンを放りこみ、湯を沸かす。
インターホンが鳴り響き、玄関から顔を出す。
いつものアイツの出迎えに、憎まれ口を叩き。
急いで着替えて洗面台の鏡に映る自分の姿を見る。


……すべて夢だったんだ。
鏡に吸いこまれるように、俺は自分の本当の姿と対面する。
そして鏡の向こうに、俺を待つアイツの顔が映るから。

俺は顔を洗う。
冷たい水で。
何度も何度も。

朝はいつでも俺に酷な真実を突き付ける。


「欲望」

二人で満ちている今と
しあわせを感じるこの瞬間は
決して永遠じゃないことを
僕は知っている

明日のことすら
本当はわからない
今、確かに満たされても
後に残るこの虚しさって何?

足りない
足りない
まだ君が足りない
もっと
もっと
君を感じ続けていたい

僕の欲望が
もうすでに愛なのかさえわからない
君の欲望は
それは本当に愛なのか?

虚しい問いかけに
答えを探すために
また走り出す欲望
それは僕のエゴなのかもしれない

「永遠」を手に入れるなんて不可能なのか?
来なくていい 夜明けなんて…


 

「君」

君のいない夏の海は、モノクロームの断片
君の微笑みは、透明な風
君だけを見つめている

君を想うこの気持ちは、ガラスのコップ
君が溢れてる

君の髪に触れたくて
君を好きだと言いたくて
君の名前を呼びたくて
君をこの手に抱きしめたくて


「あれから二人」高瀬美弥

あの時から
2人の時間は 止まったままだと思っていたのに
いまこうして
長いときを越え ふたたびきみにめぐりあえたとき

変わることない きみのぬくもり
だけどどこかが 前とはちがって
ぼくは とまどいながらも 手をさしのべ
きみは 笑顔で それを受け止める

いつから きみは 
そんな表情(かお)を するようになったの
どうして ぼくを
せめることなく 受け止めてくれるの

歩くことができなかったのは ぼくだけで
きみはひとりで 未来に向かっていたんだね
ちょっとまってて すぐに追いつくよ
まえよりまぶしい きみのひとみに

「いつかきっと・・・」
そんなふうに思ってたあの日
「つないだ手は、絶対離さない」
2人、同じ思いで今


「君は僕のもの」

好きってはじめてささやいた日から
君は僕のもの
震える君を抱きしめて
あざやかな落葉の下

愛してるって言えたその日から
君は僕のもの
あたたかな君を感じて
窓の外には降りしきる雪

もう離さないって誓った日から
君は僕のもの
いつだってそばにいる
桜舞い散る青空の下

約束も 誓いも これはすべて僕のわがまま?
すべて ソクバク?
「僕を抱きしめて あたたかく包んで いつもそばにいて」
僕の願いを受けとめて

真実はいつもひとつ
僕は、君のものだから


 

「君が変わっていく」

君に触れるたびに 君が変わっていく
その表情も 仕草も 声も
少しづつ 「女」の君が見えてくると
ほんの少し 不安になって

みんなが大人の君に 気づくよ
時々 振り返る誰かに
僕は挑戦的な目を向ける
そのくせ 優越感も感じてる

独占欲 強くなっていく
そんななか 君が僕から離れて行く夢を見て
追いかけて 叫んでも
君は 振り返らない

会うたびに 君が変わっていく
どんどん 遠くへ行くような気がして
あんまり大人にならないで、と願う
わがままな 僕

こんなに強く 抱きしめていても
それでも スルリと 逃げて行きそう
君のあたたかさに 溺れるだけで

上手く 泳げないでいるよ

言葉じゃ伝えきれないから
求めて 奪って 確かめて
焦りや いらだちの 意味がわからずに
君のとまどいにも 気づきもせずに…

君が変わっていく 僕が変えていく
もう一人の僕は 
そんなこと とっくに気づいてた 


 

「大人になるということ」

ある日 突然 大人になるんじゃないよね
大人になりたいと 思う日もあれば
子どものままでいたいと 願う日もあって
そんなふうに 考えるように なったこと
多分 これが 大人のはじまり

君がいて 僕がいて
ある日 突然 愛しく感じたわけじゃなく
だけど ある日 突然 君が大人びて見えたから
自然 君を抱きしめたくなった

恋なのか 愛なのか 気づかないうち それを感じて
真実なのか 幻なのか
子どもの僕には よくわからない

多分 君が 先に大人になった
教えて 手招いて 僕を連れて行って
大人になるということ
それは いったいどんな感じなの?

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