キミが嘘をついた



■夜桜編■


 時計が0時を示すのを見て立ち上がる。
 隣で高いびきをかくおっちゃんを横目に蘭の部屋の前まで来てノックした。

「蘭ねーちゃん」

 まだ起きているのはわかっていた。2〜3日前電話したときに面白いんだと薦めた推理小説を今蘭は一所懸命読んでいるところ。

「何?コナン君」
「ちょっと着替えて出てこない?」
「着替えてって外に出るって事?」
「うん、そう」
「夜桜、綺麗だと思ってさ」
「ああ、そうだね、見頃かもしれないね。うん、じゃちょっと待ってて」

 今年はいつもより少しだけ桜が早くて、明日から天気が崩れそうだと言っていたからきっと夜桜見るなら今晩だろうと蘭を誘う。
 「お待たせ」と出てきた蘭は、お風呂上りでまだ髪が生乾きらしくポニーテールにまとめていた。

「ねぇ、今日何の日か知ってる?」
 俺はおもむろに蘭に問う。
「え?今日って3月31日…」
「それは昨日だよ」
「あ、4月1日かぁ、もう4月なんだね」
「うん、で、エイプリルフール」
「そっか、エイプリルフールね」
「嘘…ついてもいい日」
「嘘かぁ…でもさ、普段から嘘ついてる人には意味ないかもね」
 ギクッ。
「ら、蘭ねーちゃんは誰かに嘘ついてない?」
 蘭はじっと俺の顔を見て意味深な瞳を見せる。
「………ついてるよ、多分」
「どんな嘘?」
「言えない。…じゃ、コナン君は?」
「…嘘つきだよ、僕は」
「嘘つきなの?」
「そう」
「どんな嘘なのかやっぱり言えないでしょ?」
「言えない…」
「じゃ、エイプリルフールに意味なんてないよね?わたしたち」

 どこの桜を見るつもりなのか、ゆっくりと進む二人の足取りは同じ方向を向いている。

「あ、新一にーちゃんが薦めてた小説、面白い?」
「うん、今ちょうどいいとこなのよね。だいたいわかったわ、犯人はあの絵描きじゃない?」
「へぇ、鋭いよね」
「でしょ?アヤシクないから余計アヤシイ。最近裏の裏をかくってこと覚えたのよ」
「さすがだね。でもあの先生も容疑者だよ」
「うん、でも騙されないわよ?アヤシスギルもの」
 …ホント鋭くなってきた。蘭に嘘は通用しないのかもと思ったり。
「…なに?コナン君?」
「ううん、なんでも」
「…バカね、コナン君ってば、自分からこんな話題振るなんてね」
「え?」
「嘘つきな二人には逆に本当のことを言ってもいい日にしない?」
 立ち止まった蘭が目の前に。ちょうどその場所が毎年一緒に夜桜を見ているところ。──俺んちの前だった。
「全部全部、明日からは嘘にしてあげるから、ね?」
 そして続ける。「新一……」と。
 風に吹かれて桜の花びらが舞っている。蘭の長い髪もゆらゆらと揺れて。

「バレバレだったのか?」
「そうよ」
「知ってるのに知らないフリ、してたんだな」
「…確信は、なかったから」
「確信したのはいつ?」
「今…ここにたどり着いた時、かな?」
「毎年夜桜見るのはここだったもんな」
「…もしかして最初からそのつもりでここに来たんでしょ?」
「そのつもりって?」
「本当のこと言おうとしてたのかなって」
「嘘として、ね」
「そっか…。じゃ、騙されてあげるよ」

 俺んちの門の扉から庭へ入った。裏へ回ると一本の桜がある。月に照らされているだけの桜。その木の幹に二人で寄りかかって座る。

「綺麗だね…」
「だな」
「でも冷えるね」
「髪、まだちゃんと乾いてないのか?風邪引くんじゃねーか?」
「大丈夫よ」
 肩を抱きたいけど、自分の小さな手を見て躊躇した。すると、それを察した蘭が俺をすっぽりと包み込むようにして抱きしめた。
「こうしてるとあったかい」
「…ってーか、俺のがあったかいかも」
 頬なんて熱いくらいだ。
「ううん、あったかいよ」
「怒らねーんだ?」
「何を?」
「嘘ついてたこと」
「怒ってないけど…傷ついてるって言ったら?」
「……ごめん」
「ごめんで済むと思ってる?」
「俺、どうしたらいい?」
「…早く帰ってきて」
 蘭はこちらを見ずに言う。…泣いてる?肩越しに蘭を窺う。
「──でも、コナン君がいるならそれもいいかな?」
 少し笑っているような蘭の声。
「だって、こんなふうには新一には出来ないもんね」
 抱きしめていることを言ってるのか、その手を強める。
「そりゃそうだろ?コナンじゃなきゃ、俺が抱きしめてた」
「出来ない癖に…」
「なんでだよっ」
「ふふ、なんとなく」
 そして可笑しそうにくすくすと笑う。
「勝手に決めんなよっ」
「だって…」
「だって?」
「だって、新一がわたしを抱きしめる理由なんてないじゃない」
 それは絶対誘導尋問だ。蘭は抱きしめる手をほどいて俺を見た。
「それを今言わせてーのか?」
「言えないでしょ?この卑怯者っ」
 冗句のように、でも少しさびしそうに蘭がそっぽを向いた。
「コナンじゃ言わねーって決めてんだよっ」
「…でもわたしの気持ち、知ってるんだよね?…それはズルイと思うのよ」
「…でもアレもコナンに言ったわけで。しかも俺と知らずに…おめぇが勝手に言ったんだし…」
「そうよ、勝手に言ったのよ。だけど、新一はちゃんと聞いてたじゃない?」
「…うん」
「嘘でいいから。嘘にしていいから…」
 それを言葉にして欲しいってことか?今、この姿でも聞きたいってことか?
「なんてね」
 そう付け加えて悪戯っぽく笑う。そういう優しさにちょっと心が痛む。だから。
「………………す………好きだよっ、…おめぇのこと」
 早口でしかも小声でさっさと言っちまった。
「…え?今、なんか言った?」
 …なんだ聞こえてねーのか?
「もう言わねーよっ…あとは……元に戻ったらな」
 顔を背けてそう言うと、うつむき加減の蘭がとてもさびしそうに……。
「…しょうがないよね、うん。もういい」って言いながら泣きそうな声だし。
「わぁーったよ、もっかいだけ言うよ…。だから…おめぇのこと……」
やっぱり小声で「好き…、だって…」
 すると俯いていた蘭が笑顔一杯でこちらを向いた。
 「嘘だよっ」…って。何が嘘なんだ?
「二回も聞けてラッキー♪」
「……あ!!」
「そ。エイプリルフールだもんね」
 ズルイぞ、おいっ。俺、今すげードキドキしたんだからな?
 ったく…。蘭にはきっと一生敵わねーなっ。

「さぁ、帰ろうか?」
 蘭が元気よく立ち上がり言った。
「そうだな、そろそろ行くか」
 俺も続いて立ち上がる。
「ねぇ、新一、明日映画でも行こうか?…デートしようよ」
「明日っていうか今日だろっ」
 嘘から開放された一日はこれから。…晴れるといいな。




■朝からお散歩?編■

「ただいまっ」
 二人揃って声を上げた。少々欠伸をかみ殺しながら。
「おいっ、なんなんだ?二人で朝っぱらから」
 呆れたおっちゃんが眠そうな目を擦りながら新聞を読んでいた。
「朝からお散歩。ホラ、今桜が満開でしょ?」
「ああ、花見ねぇ…」
「お父さんも行って来れば?」
「はぁ?こんな朝っぱらからかぁ?バカバカしい。花より団子…いや、花よりビールだよっ」
「…やっぱりね」
 二人で顔を見合わせ苦笑した。
 …なんてね、嘘である。朝からお散歩なんて。本当は二人あれからずっと夜通し一緒だった。「帰ろうか?」と腰を上げてからもなんだか帰る気になれず結局。俺んちのリビングで夜を明かすことに。そうして明け方になって、言葉どおり花見の散歩を二人で楽しみつつ帰ってきたと言う訳。
「あ、そうだ!!」
 急に何かを思いついたように悪戯っぽい目で蘭が声を上げた。それはもう見ているだけで『これから嘘をつきます』な目だった。
「さっきね、提向津川の桜並木の下でお母さんと会ったのよ…。朝のお散歩だって」
 …それは、でもあまりにもバレバレな嘘じゃねーか?
「だからなんだよっ」
 それにおっちゃん、この通りあまのじゃくだし。行くわけねーって…と思ったら。
「煙草、買って来るかな…」
 煙草ってそこに1カートンもの買い置きが……と視線を泳がせると、蘭が目で「余計なこと言わないで」と言っている。
「あ、ついでだから朝ごはんも食べてきちゃって。パン、切らしてるんだ」
 …ってまたまた嘘か?あるじゃんよぉ。パンならそこに。だいたいおっちゃんはご飯党だろ?
「おう…」
 そして見事にその嘘を鵜呑みにするおっちゃん。
…違うな、鵜呑みにしてんじゃねーやっ。わざと引っかかってる。素直じゃねーんだから、ったく。
 出かけたおっちゃんを見送ったあとに気になって聞いてみた。
「おばさんに電話しなくていいのか?」
「どうして?」
「だって、おっちゃん、今会いに行ったんだろ?」
「うん、そうみたいね」
「そうみたいって、せっかく行ってもいないんじゃ、」
「いるわよ、きっと…」
「なんでわかんだよっ?」
「あの桜並木の話、前に聞いたことあるんだ。二人の大事な場所なんだって。それも満開の桜の木の下で……」
「もしかして、それって『プ』のつくもの?」
「…そうそう、それ!!」
「だから、いつも桜の時期になるとお母さん、朝から散歩してるってわたし知ってるんだ」
 そして待ってるんだと思う、と蘭は口にはしないけど俺にはわかった。二度目のプロポーズもやはりその場所がいいんだろうな…。
「ホントの嘘つきはお父さんの方だよね?」
 そう言って笑ったあとに、また一つ欠伸。釣られて俺も欠伸して。
「映画なんて行ったら爆睡しそうだ」
 リビングに仰向けに寝転がった。
「じゃあ一緒に一眠りする?わたしのベッドで」
 俺の視野に立ちはだかって蘭が笑う。
「…え?ええっ!!」
 俺は動揺を隠せない。顔が熱い。
「…って嘘よ、嘘!!バッカねぇ」
 そしてまた蘭が可笑しそうに笑った。
 …くっ。また嘘かよっ。今日は何度蘭に騙されるんだろう?
 でもこんな嘘ならしあわせだ。こんな嘘の世界ならいつまででもここにいたい。そんなふうに思いつつ、せっかくの心地いい朝を、眠りの中で過ごす俺だった。




■おでかけ編■

 あからさまな掃除機の騒音に起こされる。それはもう耳元で。
「…う…くっ…うるせーよっ」
 耳を塞ぐとますます掃除機がまとわりつくみたいにぐるぐると俺の頭の周りを音を上げて。
「ぐわぁぁぁぁ!!うるせーって言ってんだろっ!!」
 つい声を上げて起き上がる。とそこには仁王立ちの蘭が。
「あら、うるさくてごめんなさい」
「…なんか怒ってる?」
 今日はコナンの振りしなくていいことだけは記憶にあった。
「怒ってないわよ、別に…」
 こういうときの蘭は怖い。
「…そういえば何時…かなぁ?」
「そろそろ12時。お昼よね?」
「そ、…そっか。じゃそろそろ出かけるか?」
「…いいのよ、眠いんなら」
「もしかして起きるの待ってた?」
「…待ってないわよ、別にぃ」
「ご、ごめん」
 手を合わせるけどソッポを向く蘭。
「行こうっ、な?」
「だから無理しなくていいって言ってんのよっ」
「ったく素直じゃねーんだから。すぐに拗ねるし…」
 ボソリと言った俺の言葉をちゃんと耳にしてるから、
「拗ねてないわよっ。いいわよ、もう!!」
 更に機嫌を損ねることになってしまう。
「んじゃ、もう今日は一日寝て過ごそう?」
 再び俺がそこに寝転んだから、今度は悲しそうな表情に変わる蘭。
 俺は半開きの目で蘭の様子を見ている。
 …泣いてるのかなぁ。それともまたフリだけなのかなぁ。騙されねーからな、もう。
 蘭が目元を手でじっと押えるから。…もう騙されたっていいやと起き上がる。
「悪かったよ。な?だから、これから行こうぜ、映画」
 そうして。またしても「それは嘘でした」と笑ってみせる蘭がそこにいた。
 バーロー。ホントに泣いてた癖に…。でも騙されてやるよ。しょうがねーな、ったく。

*****

 そうして出かけた映画は蘭の好みのラブロマンスで、それでも俺は眠らず見ていたのに、肩に倒れ掛かってくるお休み中の蘭。髪の香りが俺を誘うから、思わずその頬にそっとキスして。こういうのを騙まし討ちって言うのか…と苦笑しつつ。

 だけど。騙されていたのはやっぱり俺の方で。実は蘭が起きてたなんてこと知る由もなかった。

 




■お家で二人きり編■

 小五郎からの電話で今晩は麻雀で帰れないと連絡が入った。それについての詮索はしないとして………二人きりの夜だった。
 なのに。
「なぁ、蘭、おい、蘭?聞いてんのかよっ」
「うん…?」
 全く聞いてない。心ここにあらず。心は推理小説の中。…ちぇっ、薦めるんじゃなかったかな、あの本。すっかり夢中になっちまってさ。
 仕方ないので俺も本を取り出す。………静かだ。とても静かで。二人きりで。ともすると何かもったいない。
「なぁ、蘭…」
「なに?」
「いや。別に用があるってわけでもないんだけどぉ」
「じゃ、ちょっと黙っててよ、もうちょっとなんだから」
 …っておいっ。
 午前0時にはじまって、いい雰囲気でここまできたのに、ここに来ていつもと変わらぬ夜ってのもなぁ…。
 時計を見るともう11時。今日なんてあと一時間もすれば終わるってのに。そして終わればまた俺はコナンとして蘭に接して嘘ついて………。なのに、この蘭の素っ気なさはなんだ?
 しばらくして本をぱたりと閉じて満足げに微笑んだ後、後回しにしていた洗い物やら明日の準備をはじめてしまう蘭。俺のことなんて眼中にないってふうに。
「なぁ、蘭……。変だぞ?おめー」
「…え?何がぁ?」
 そう言った蘭の声がちょっと震えてたから。なんとなくわかってしまう。この日が終わりになることが怖いんだと。
「コーヒー淹れたよ…。飲むよね?」
 笑顔でそれを差し出して。なんとなく別れを惜しむ風な蘭に胸が痛くなった。
「…今。11時50分。あと10分で今日も終わりだな?」
「そうね、もう、つける嘘ってないのかなぁ?」
「まだ嘘つきたいわけ?」
「…新一は?」
「俺は…」
 言いかけてやめる。言葉が思いつかない。
 何が変わるってわけでもない。相変わらず俺はコナンのままでここにいる。別れが来るわけでもない。何をそんなに思いつめることがある?今までどおり俺は「蘭ねーちゃん」と呼び、蘭は「コナン君」と呼ぶ。たったそれだけだ。

「おめーはそうやってまた一人で泣くのか?」
「…何のこと?」
「隠してるだろ?悲しい気持ち。俺に言わないんだろ?また。一人で泣くんだろ?」
「…何言ってるのよ」
「もうやめよう。な?……俺たち嘘はなしだ」
 わからないという顔で蘭は俺を見る。
 そうして。今、午前0時を時計が示す。
「日付が変わったって、ホラ、なぁんも変わんねーだろ?」
 蘭の瞳に涙が浮かぶ。
「俺たち、これからは一緒に嘘ついてこうぜ?……そうだな、共犯者ってとこかな」
 今、蘭の瞳から涙が零れ落ちた。
「俺が俺だってこと、それを蘭が知ってるってこと。誰にも気づかれちゃいけない。秘密だからな?」
 蘭が大きく頷く。俺は蘭の髪をぐしゃぐしゃと撫でた。
「新一ぃ………」
 それから蘭は俺の腕の中で泣いた。今まで我慢した分も全部吐き出したんだと思う。
 もう嘘なんていらない。ホントの俺とおめーで過ごそうぜ?な?二人でいるときならいつだって呼んでいいんだ。俺のこと新一って。うん、俺も蘭って呼ぶから。そして、何度だって囁いてやるさ。俺の気持ちを。今すぐにだって言えるぜ?おめーのこと好きなんだってな。

 
■そして朝が来る編■

 朝が来て、蘭の作る朝食が食卓に並ぶ。
 おっちゃんはいないけどいつもと同じ朝。
「おはよう…」
 蘭ねーちゃんと言い損ねて頭を掻く。
「おはよう」
 蘭もまたコナンと言う名を口に出来ない。
 二人でなんだか照れながら、まるで初夜のあとの新婚夫婦のような親密な瞳で見詰め合ってしまう。
 実はあれから二人は毛布にくるまってリビングで寝てしまった。そこにベッドがあっても、布団が敷いてあっても、そこへ誘うには躊躇してしまうものがある。だけど、どうしても離れることが出来なくて、「おやすみ」が言えなくて、だから二人でいた。一緒に朝日を見ていた。それだけでよかった。
 だけど。
「くしゅんっ」
 二人揃って同時にくしゃみした。二人一緒に笑いあった。
「風邪かなぁ?」
 俺は蘭のそばに行き、何気なく互いの額を合わせる。合わせた瞬間目が合って、心臓の鼓動を感じた。蘭の頬が赤い。
「二人して熱出てたら、……意味ないよね」
 蘭が言う。
「それもそうだ」
と俺は返しながら、額を離した。…どこか物足りなくて。
 離してすぐにまた見詰め合ってしまう。この距離がドキドキする。額の感触だけじゃ足りない。もっと…、触れたくなる。
「何?」
 訝しげに蘭が聞く。
「いや…」
と視線を逸らす。
「何よっ」
 再び聞く。
「何でもねーって」
 口調が荒くなる。
「変なの」
「…変で悪かったな」
「何よ、もう」
 泣きそうな声になるから。
「んだよっ、泣くなよな…」
「泣いてないわよっ」
「…泣いてる」
「泣いてない」
「泣いてる」
「泣いてないってば」
「泣くなよ」
「…だから泣いてないって言って…」
 そんな蘭の口を塞ぐ。蘭の頬を涙がこぼれおちる。
 ほんの一瞬のキスに言葉が止まる。時が止まる。風だけが窓からそうっと通り過ぎていく。
「だから、もう泣くんじゃねーぞ?」
 意味なんてないけれど、俺はそう言って笑った。
 どこからともなく飛ばされてきた桜色の花びらが、そっと蘭の髪にとまっていた。

fin