
と。そんなわけで今年の夏の旅、軽くかる〜くつづってみたいと思います。
目指すは富士山頂!!
■8月16日(木)■
出発は夜。今回、バスツアー。格安で段取り全部おまかせ〜ってやつです。自力で行こうとすると意外と高くつく富士山。登るだけでも大変なので、他は楽チンに越したことはないとツアーにしたのでした…。
ちなみに、この日は朝からこの夏初のプールで涼を取りました。猛暑だからこそ気持ちいい水の上の浮遊感。…でもね、焼けるんだよーっ。特に肩。おかげで富士登山でのリュックを背負う際肩が痛いこと痛いこと。
で。梅田集合夜の10時半。
出発は11時前ってとこだったか。そこから京都に立ち寄りバスが満杯に。さすがにきっちり席が埋まっています。
今回のこのツアー。バスが二台出た模様。それぞれに添乗員が付き、更に登山にはガイドさんが付きます。
■8月17日(金)■ま、ともかく夜。登山を控えた夜なわけで、寝ます。
ここでぐっすり眠らなくちゃね。…ってバスでぐっすりはやっぱり無理ですが。それでも。
途中休憩も入りましたが、5時前のサービスエリアで「はい、ここで各自朝食を…」ってなアナウンスが。
こんな早くから朝飯食べろと?
言われるがまま簡単に口にモノを入れ。ここから2時間ちょいで着いてしまいました。富士山5合目。こんなところまで車で来れる!!
予定では8時到着だったんだけど、ものすごく早くに着いてしまいました。
さぁ、ここでツアーというものに翻弄されはじめるんですね。先が思いやられるというか、団体行動ってのは大変。
7時半頃に到着してしまったのに、「9時半に食堂に集合」とのこと。…こんなところで何をしていろと言うの…。
まだ閑散としたお土産屋さんをうろうろしたり、写真撮ってみたり。夫、5合目から見た富士山を描いてみたり。
5人で撮った写真ってこれきりだ…
雲。縦に筋が入ってて竜巻みたいになってるのがある。
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夫、描いてます。
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そして出発!!
5合目では何かお祭りらしきものがあるのか、おみこしがぐーるぐる。
なんとか2時間ばかり時間をつぶし9時半からなんと昼食なのです。
時間をつぶしがてら、ついつい「こけももソフトクリーム」を食べてしまって、更に追い討ちをかけるように昼食食べたのでお腹パンパン。
そして、なんとなんとまた添乗さんは言うのです「10時半集合」と。出発は11時の予定とのこと。かったるい。
待ち時間が長すぎてくたびれ消耗する。
夫は暇つぶしに今度は馬の絵を描いたりしていまして、わたしたちは広場に転がっていました。
と、続々その日ご来光を見たらしい人たちが帰ってきます。
格好がまちまちなのが不思議。半袖半ズボンの軽装の人もいれば、ぎっちり着込んで上下レインウエアーみたいな人も。あり得ないへそだしルックの外人さんには目を見張りました。やっと時間。出発。
一応ツアーなもんでね。先頭をガイドさん、一番後ろを添乗さんがつきます。…こういう添乗さんって大変だなぁ。仕事で富士山登るなんてなー。
5合目から6合目は軽いハイキングコース。見下ろすと湖が見えます。
富士山ってずっとこんなコース?なら余裕だなぁなどと夢のようなことを思っていました。
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かなり高いところまでお馬さんは登るのですね。お馬さんがいるということは、あちこち馬糞注意です。
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途中、雲行きが怪しくなってきました。…と思ってるうちにポタリポタリと大粒の雨が。
…いやいやいや。
こりゃ雨じゃない。あられだっ!!
レインウエアーを着込んでるうちにも降る降る。リュックも濡れてしまう〜っ。
でもとりあえず、雨仕様になりましたと思った頃に雨は止むんだよな(笑)。目指すは8合目の白雲荘。ここで夕食と仮眠を取る予定。
ツアーなので、かなりスローペースで歩きます。
汗一つかかないくらいのスローペース。
なのに、やはり遅れてくる人はいるようで、早々に酸素を取り出している人もいました。
娘も8合目はすぐそこという段になって歩きながら泣き出す始末。
ま、彼女の場合泣いててもちゃんと前に足が出てるのがエライね。
そして4時ごろだったかな。白雲荘に到着。
到着した瞬間、また大粒の雨があたった。降ってきた。山の天気は急変するんだね、ほんとに。
早速中へ案内される。
二段ベッドみたいなところなんだけど、一段につき10人くらいは詰め込む。もう寝返りも打てない状態。それでも前夜バスで眠ったわたしとしては、まっすぐ足が伸ばせるってだけでうれしかったのでした。のびのび〜。(でも最初だけ)
しばらくして夕食。カレーライス。…男性方には足りないんじゃ?な量。そして朝食用という弁当をもらいます。水も一本用意されていました。…ここでもらえるとわかっていたら一本減らして来たのに〜っ!!とひそかに思っていたことはナイショです。水は重いからねー。その時点でわたしのリュックには500の水が2本入っていたし。
そして、夜間の登山のためにしばし仮眠を取りました。
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白雲荘からの夕景。登山者の方々がひとつ600円のカップヌードルなどを食べていたりするのです。
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山小屋と呼ばれるものに泊るのははじめてだったのですが、意外に綺麗。
詰め込まれていたので暑かったり寒かったりでしたが。
それにしたって夕方からそんな長時間寝てられなくて何度も目覚めました。にしても起床時間10時半。
聞いたときに耳を疑いました。早すぎやしないか、と。
で、11時に出発だそうで。
そりゃ絶対早いよ。指を折って数えて到着時間を推測したら3時とかだし。それでもツアー。団体行動。しょうがないんだよなぁ〜。
■8月18日(土)■
予定通り11時に出発しましたよ。
着れるものは全部来て、防寒にはレインウエア上下。夜なのでヘッドライトをつけて。
…が、わたしのヘッドライトはものの30分ほどで豆球が切れた模様。でも人がたくさんいたので、消えていることにすらわたし、気づきませんでしたが。
やっぱりダメだね、安物だから。我が家のヘッドライト4つは100円均一の店で買ったもの。そこでひとつ400円で買ったものだったので。ちゃんとしたモノは1個だけしか買ってないのです。さて。夜の登山というと何を連想するでしょう。
ひたすら真っ暗。
だから?はい、星が綺麗なんです。これ絶品。
あんまりよそ見しながら歩くことは出来ないんですが、休憩のたびに見上げていました。そして見上げるたびに星が流れるのです。
頂上に向かって歩くその先には星空しか見えなくて。それはそれは幻想的な光景でした。
みんなが空に昇って行くように見えるんですよー。とはいえ、頂上近くになると岩場が続きます。空見てる余裕がなくなっていきます。
一歩一歩が辛い。重い。苦しくなってきます。
登っても登ってもその上に岩場が。
前を行く娘が膝が折れそうになっても、夫がひっぱりあげて強制連行(笑)されていく様にはらはらしていました。
そして目の前に鳥居。
おおお、頂上はもうすぐそこ!!
なのに、なぜ。みんな全くテンション上がらず。頂上なのにーっ!!
それくらい消耗していて、更に寒かったのです。
止まると寒い。でも動き続けられるほど体力残ってない。…辛い状態。でも無事頂上到着。
到着時間が2時半って!!
冗談じゃない。
真夜中もいいとこ。ご来光なんて何時間先?
ツアーなので、「4時半にトイレの前に集合」と添乗さんは言い残し行ってしまうのでした。
って。2時間も一体どうすれば。
頂上には3件の山小屋があるのですが、そこが開くのさえ3時半頃だというし。ともかく風をなるべくさえぎられてる場所を探してそこで5人で円陣を組むという…、これくらいしか対処法もなかったのです。
マジで泣きそうなくらいの寒さでした。
座ってしまうと、みな消耗しているので眠くなるんですね。
でも、だめだめ。眠ると余計寒さが沁みるはず。冬山で「寝るなっ、死ぬぞ!!」な状況です。そうこうしながら30分。どうやら山小屋が開店準備をはじめました。
とにかく中に入れてくれーっ!!
…てな感じでなだれ込む登山者たち多数。
少しでもやっぱり中はあったかで、何しろ風が凌げる。
中に入ったら当然何か一品でも注文しなくちゃなんですが、そこで夫が「てんぷらうどん!!」に手を挙げるもんだから思わずつられてみんなでソレに手を挙げてしまいました。…ひとつ1000円だよ。まだご飯モノは出来ないってことだったけどカレーライスなんて1200円だよ。
さすが頂上なお値段です。
みそ汁500円。飲み物400円。
で、富士山は関東圏だったことに頼んだうどんを見て思いました。
ああ。だし汁が黒い。てんぷらって、そうかぁ、かき揚げだったのかぁ…とかとか。
そして、食べたら出なくてはいけません。
また寒い寒い外の空気にさらされます。で。本当は、頂上のポストに郵便物を投函したかったんです。
(富士山には頂上に郵便局があります。夏だけ限定)
だけど、歩いて25分のところらしい。
真っ暗な上に道もよくわからないし見えない。体力気力もなく断念。せっかく持って上がった郵便物は結局5合目のポストから投函となったのでした。さて。ほんとに寒くてたまらない富士山頂上なのですが、暖を取るためにわたしは缶のココアを買いました。湯たんぽ代わりにもなるし、飲めば体も少しはあったまる。そうしてひたすらご来光を待ったのです。
少しずつ明るくなる空。
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たくさんの登山者がそれを見守る。わたしたちもね。
雲海が色づきはじめて美しいっ!!
まだかまだかとじたばた。
娘などは「もういいから帰ろう」と寒さに泣き出す始末。
それでもちゃんと陽は昇るのです。
そう、これがご来光。まぶしっ。いやしかし。カメラカメラとご来光のために取り出したにも関わらずうちのデジカメと来たら「バッテリー切れです」の表示がっ。なんでこんな大事な時に!?…仕方なく携帯でこの一連のご来光写真を撮ったのでした。
ご来光を眺め、即行下山開始です。
下りは楽チン〜なんて思ってたのは最初だけ。これは膝に来ます。ぎしぎしと。
そしてひたすら単調な砂利道が続くのです。何がありがたいって、このお天道様の日の光です。
あたたかい。
お日様素晴らしいっ。
が、あったかくて、更にわたしたちはほぼ徹夜の登山でした。…つまり眠くなるんです。
気づくと長男も歩きながらうとうと。…危ないって。下山途中でツアーの団体行動からも解放されます。
自由下山ということで。おお、自由最高っ。
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しばらくは雲海を見下ろしながら歩きます。見上げると真っ青なだけの広い空。ってか、家族で一緒に歩こうって言ってたのに気づくと長男次男がずっと先を行きます。
ついには見えなくなり、夫がそれを追いかけます。
…そしてゴールまで合流することもなく。
長男次男と夫も結局合流できなかったそうな。どんだけ早いんだ二人。
下るのも意外と辛かったです。
最後の最後に登坂がなぜ!?とにもかくにもわたしと娘は最後にゴール!!
やったーっ!!
歩いた道を振り返る。こんな地図さえ愛しく感じます。その後はお風呂と昼ごはん。
バスの中では爆睡。
そうして大阪到着は夜8時40分でした。
お土産の金剛杖。焼印をそれなりに集め、登山になくてはならないもう一つの足。思い出の一品となりました。そんなわけで、ただ富士山へ登る!! それだけの旅が終わりました。
今年の夏の旅が終わりました。
さて。来年はどうしてるだろうか。
またどこかへ出かけたいな。まだまだ遊びたいな。名残を惜しみながら夏がゆくのを見送ります。
……まだまだ暑いけれど。ここまで読んでくださったみなさまお疲れ様。ありがとうございますーっ!!